◆創刊第一号◆
天皇杯で思わず優勝してしまったサンガについて

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 僕は今、京都パープルサンガというJリーグのチームでトレーナーをしています。なぜその仕事に就いているか、そしてなぜここに文章を載せているかなどはまた後ほどにして、これからトレーナーの視点でサンガのことやJリーグのことを書いていこうと思ってます。よろしく!

 さて今回は今年の元旦に我が京都パープルサンガが天皇杯優勝!という快挙を成し遂げたわけですが、なぜ誰もが予想しなかった(?)サンガが優勝できたかを書いてみたいと思います。

 まず、うちのチームは試合に出ている選手の平均年齢が22〜3歳でした。これはJ1チームで1,2の若さです。そしてこのメンバーでリーグ戦を闘って年間順位5位の成績を残したのです。これはサンガ史上最高順位です。

 去年J2から上がったばかりの若いチームは、最初は不安もありましたが、闘っていくうちにやっていけるという自信をつけていきました。そんな最高の形で天皇杯に入っていけたのです。そしてこの大会を最後にオランダリーグに移籍が決まっていた朴選手と一試合でも多く一緒にサッカーがしたいというモチベーションも結果的に好材料になりました。

 トーナメント方式の天皇杯では勢いや若さがと〜っても武器になります。部活で大会に出て勝ち進んでいく時って、目に見えない力が出せたり、練習ではできなかったことができたりすることってあるよね?そんな感じかな。

 けどそれだけで優勝できるほど甘くはないし、今回代表に見事選ばれた黒部選手アテネオリンピック代表候補の松井選手などこれからの選手と言われていた人たちが開花し、それが見事にかみ合った結果、優勝することができたのだと思います。

 そして僕は人生で初のビールかけを経験させてもらいました!!元旦の寒〜い夜、京都のホテルの中庭(もちろん外)でそれは始まりました。普通ビールかけ用のビールは冷たくないように常温にしてあるのを使うそうです(後から聞いた話)。

 しかし何せ初優勝なのでそんなことも我がチームは知りもせず、めちゃめちゃ冷えたビールでがんがんかけあい、それはそれはとても冷たくて、でもすっごい楽しいひと時でした。そして最後は横にあったプール(もちろん冷水)にみんなで飛び込んでフィニッシュ!ッて感じでした!

 こんな最高の瞬間を味あわせてくれた選手に本当に感謝した日でもありました。やっぱり何かを成し遂げたときって最高ですよね(僕が優勝したわけではありませんが)。

 しか〜し、もう新しいリーグ戦がスタートします。今年も厳しい戦いになると思うので、僕も陰ながら頑張りたいと思っています。これからもよろしく!それではまたね〜。

★管理人より

 真冬にビールを掛け合うのは、健康によくないと思います。 今後は君が

  「やっぱ、優勝したときは熱燗を掛け合うようにしましょう」

 といった気の利いたセリフでチームをまとめあげ、陰の監督と呼ばれるよう努力して下さい。

 尚、 既に以下のような質問を受けています。次号までに返答してあげましょう。



(1)あなた、一体誰ですか?

(2)TOTOを購入する際、自チームの負けを予想することはありますか?

(3) まさか、選手よりもたくさん給料もらっているわけではありませんよね?

(4)今年サンガがJ2落ちしたら、あなたのせいだと考えていいわけですね?




 みんな、なかなか鋭いぞ。これからもK氏が返答に窮するような 質問をいっぱいしましょう。

 質問の宛先は

 toukou@bukatsu.net

 K氏はいろいろなことについて答えてくれます。いろいろと人生相談もしてみましょう。

 次号は4月下旬更新の予定です。この連載が続くかどうかは、K氏が原稿を書くかどうかに全て懸かっています。企画倒れに終わらないよう、みんなもK氏に応援メッセージも送ってあげませう。


★☆★次の号へ★☆★