BACK NUMBER
万が一、バックナンバーをお読みになりたい方はクリックしてネ
TOPページに戻る

◆第十八号 スカラー・アスリート・プロジェクト◆
サンガと立命館が実践する『サッカー&学業の文武両道』

 
05.12.13原稿到着 05.12.15up

 皆さんこんにちは!この寒い毎日をいかがお過ごしでしょうか?京都は本格的に寒くなってきています。僕はというと、紅葉を見に行く暇もなく仕事にいそしんでいます。トップのほうはすでにOFFにはいり、今は来年に備えて、しっかりと充実した休みを満喫していると思います。

 育成部の方はというと、U−15の高円宮杯という大会があるんですが、関西予選は2位通過で進み、全国大会は、予選がリーグ戦で4チームリーグで2位以上で決勝トーナメント進出となるのですが、京都は予選リーグは1勝2分けで勝ち点5で1位通過しました!3試合全て厳しい試合でしたが、よくみんなで戦った結果だと思います。これからはトーナメントなんで、負ければ終わりで3年生は引退となるので、少しでも長く一緒にプレーをしたいという気持ちがすごい伝わってきました。

 予選リーグの3試合は、宮城県の石巻という所で2週間にまたがって行いました。12月の3.4日と9.10.11日の週末に行ってきたのですが、どんな所かというと、まず寒いっ!!3日の前日練習ではなんと吹雪!そして朝の散歩の時はもちろん地面は凍っていました。その中で、驚いたのは、北海道のチームが半そでで試合をしていたんです!さすがだなーと変なところで感心してしまいました。後は港町ということで、お魚がおいしかったですね。ご飯にでてきた何気ないお刺身がおいしいなーと感じました。来週は福岡県の博多で試合をしてきます。で天気予報を見たら、最近雪が降っていると載っていて、少しは暖かい所にいけると思ったのですが、その考えは無理みたいです。もうこの時期は寒いってことで、頑張ってきます!

 話は変わって、僕は今年の初めに、サンガは育成の改革をしているという話を少しだけしたと思いますが、憶えているかな?わかりやすく言うと、チームの方針として、よそから選手を取って来るのではなく、一環指導をして、トップから育成の部門までが、同じサッカー哲学を持って、自分たちで育てて、チームを作っていこうという感じかな。そのためにはサッカーを教える環境も良くしていかなくてはならないので、育成部専用の人工芝のグラウンドを作ったりとかしているんだけど、その中の一つにスカラー・アスリート・プロジェクトというものがあります。

 これはサンガのユース(高校生)のカテゴリーのプロジェクトなんですが、サンガのユースに来年から入る選手は、高校は立命館宇治高校に全員が入学することになり、住むところはサンガの寮になります。この高校の学費、寮費は立命館、およびサンガが負担をします。もちろん寮で食べるご飯も栄養士の方が作ってくれます。その食費もサンガが負担をするので、基本的には一切の経済的負担はありません

 そして、サッカー、高校共に、レベルの高い教育と指導をしてもらえます。文字どおり文武両道を具現化するという、プロジェクトなのです。

 しかし、これだけのすばらしい環境で高校生活を送る為には、サッカーは全国からセレクションを受けに来て、またサンガのJrユースの子達も一緒にセレクションを受けます。そして日本人の定員は9名。海外からも1名を入れて、合計10名の狭き門を通らないといけません。そしてサッカーだけではなく。学業も考慮するので、俺はサッカーがうまいから後はいいんだと考えている人は入れません。高校時代から、外国の人と常時交流が出来、将来仮にサッカー選手にならなくても、立命館大学で自分の可能性を広げ、様々な分野で活躍できる人間になって欲しいという思いもあります。

 ですので、入る為のハードルは決して低くありません。そりゃあ僕が素人目で考えても、学費も含めて、3年間で何百万円というお金を負担してもらえるというからには、それ相応のものがないといけないと思うし、また入ってからも周りからは他の人より、厳しい目で見られるかもしれません。だからこそ挑戦のし甲斐もあると思うんだけどね。まあ詳しい話はサンガのHPに載っているので、みてくださいね。現2年の子は、来年挑戦出来ますよ。自信のある子はやってみるのも良いかもよ。

 このようにサンガは育成の部分で力をいかに入れているかが少しはわかっていただけたでしょうか?その仕事に少しでもお手伝いが出来ることが僕にとってはやりがいなので、なかなか大変な事もあるけど頑張りたいと思います。いつかは地元に帰ってきて、仕事をしてみたいって気持ちもあるんだけど、今は京都でやることが、自分の為にもなるかなと思っています。外に出て、地元のよさもわかったりして、いろんな意味でよい経験をさせてもらっています。長々となりましたが、今回はこの辺で。バイバイっ!


 
<管理人より>
 
 K氏よ。

 さすがに事前の打ち合わせをすると、文章も飛躍的にまともになったね。今後とも、頑張ってくれ。

 ところで、ここで紹介した「スカラー・アスリート・プロシェクト」なるものであるが、Jリーグの1つの理念である「地域密着」の具現化として大いに評価されるべきものではないかと思う次第である。

 勿論、理念だけで成立するものではなく、お金を出してくれる人(ここではサンガと立命館)がいてくれてこそ、というものであるが、こうした試みは少なくとも10年は続けて、その成果を確認してもらいたいと願う。

 遅ればせながら、野球でもそうした動きが見られるようになってきたが、私から言わせれば、サッカーに較べて努力する姿勢にはまだまだ足りないものがあると感じられる。そうしたことを鑑みるに、野茂英雄は無愛想(失礼!)ながら、個人でお金を出し、野球を続けたい人たちにその受け皿(NOMO BASEBALL CLUB)を作った上、都市対抗野球にまで出場し、ついにはドラフトに掛かる選手まで育てたのは立派である。

 個人的なことで言うと、私にもちょっとした夢があって、いずれは教育・スポーツ・芸術といった分野が高いレベルで融合されるプロジェクトを立ち上げたいと願っている。

 すんませんが、どなたかこのコーナーをお読みのお金持ちの方、ボクの話を聞いてみませんか?