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◆第十号&第十一号合併号◆
サンガ、J1浮上ならず。K氏、育成部門へ
05年1月31日up

第十号 J1昇格ならず。K氏、懺悔す。
 
 みなさん新年明けましておめでとうございます。とても久しぶりなので忘れられていないかが心配な今日この頃の僕ですが、昨年はシーズンが始まるときに声高らかに優勝&昇格宣言をした記憶があります。というか、しました!

 しかし結果の方はというと、みんなが知ってのとおり5位で、入れ替え戦にも出場できないという惨憺たるものでありました。茅ヶ崎で応援してくれたり、気にして見ていてくれた人には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当にごめんなさいです!!

  まずなぜそんなことが起こってしまったのか、そして今年はどんな意気込みでやっていくかというのを書いてみようかと思います。

 去年の初め、選手の顔ぶれを見たときに、コレはいけるだろうと完全にぼくは思ってしまいました。これはおそらくサンガの人、サポーター、みんなが思ったことではないかと思います。もちろん選手は一人一人が自信を持ってやっているので優勝を目指すし、またできると思って頑張るのですが、そういうところでなく、これだけの選手がいれば大丈夫でしょうという気持ちになってしまっていたような気がします。

 これはシーズン始まってうまくいかなくても、そのうち立て直せれば盛り返せるだろう的な雰囲気で続いていた気がします。

 しかし終わってみれば5位という結果が現実でした。途中で怪我人も出たし色々な原因はあると思いますが、これは他のチームでもあることで、その中でやっていくのがリーグ戦なわけです。J2では圧倒的な戦力と新聞や雑誌に書いてもらい、(実際にそうだったと今でも思いますが)だから楽に勝てるみたいな方向に行ってしまった事が、いけなかったのかなと思います。

 相手はサンガには有名な選手もいるし絶対勝ってやると必死で挑んできてた気がしますが、うちはそれに対して受けて立つみたいな感じで戦ってしまったのかなと思います。お互いが必死に戦ってその中で実力差がはじめて出るもので、誰かが雑誌に言ってたけど、「気持ちの前では戦術なんぞへのツッパリにもならない」みたいなことを読んだことがあるのですが、まさにこういう感じだったのかなと思います。

 これは決して選手の気持ちの問題といっているのではなく僕ら周囲の人間が楽観的な気持ちでいると選手にも知らず知らず伝染してしまったんだと思います。そう思っていなかった人もいたと思いますが、少なくても僕はそういう楽観的な気持ちでシーズンにはいってしまったので、コレは本当に良くなかったと思い、今後このようなことが自分の中でないように常に必死で頑張らなくてはいけない、「多分大丈夫」みたいな気持ちで物事に臨まないようにしようと思いました。 

 そして今年のサンガはというと、まだ練習が始まったばかりですが、選手も10人くらい入れ替わり、新たに戦っていくぞという雰囲気が充満していて、そして去年から残っている選手は二度と同じ失敗をしないと誓い頑張ってくれるだろうし必ず今年こそJ1に昇格できる。というよりするぞ!!といった感じです。

 また一年間頑張りますのでどうか応援よろしくおねがいしま〜〜〜〜〜す!!次はキャンプのことや今年からチームが育成部門に力を入れるという方針を打ち立てているのでそれはどんなことなのかなど書いてみたいと思います。それではみなさん風邪などひかないように頑張りましょー!さよならっ。

第十一号 K氏、育成部門へ特化?

 
 みなさんこんにちは!寒い冬をいかがお過ごしかな?

 僕の方はというと今年からサンガは育成部門に力を入れるということで、その目玉の一環としてクラブハウス横に人工芝のサッカー場(フルコート!!)一面を作ることになりました!完成は3〜4月の予定です。

 今までのサンガユースといえばクラブハウスから車で五分くらいのところにある太陽が丘運動公園内の土のグラウンドで練習していました。着替えるところもなく、もちろんシャワーもない決して恵まれた環境とはいえないところで頑張ってきました。なのでこのグラウンドが出来るのはとても嬉しいことなのです!

 自前のグラウンドというのもあって使い勝手もいいし、なによりクラブハウスが近いっていうのはとてもいいことだと思います。なぜなら理由は沢山あるんだけど、そうだなあ、まずトレーニングルームや治療するトレーナールームがとても利用しやすくなったこと。

 特にユース年代くらいになると筋力トレーニングなんかも積極的にやったほうがいいと思うんだけど、今までは練習するところにそういう施設が無かったから、道具を使わない筋力トレーニングを工夫しながらやっていたんだよ。でも、やっぱりそれだけじゃあ足りない部分もあるので、これからはどんどん使っていけると思うし、またトレーナールームは、練習中に怪我をした場合に適切な処置をとる環境があるので、何かがあったときには非常にいいと思います。

 まあ、そして僕が思うに、トップ選手を身近に感じる機会がすごく増えること、これがとても良いことではないかと思うんだよね!やはり見て感じるものもあるだろうし、なりたいものが身近にいることでよりプロになろうという意欲なんかもわいてくると思うんだよね。

 駐車場には選手のかっこいい車がいっぱい止まってるし、コレを見て「おれもプロになってこんな車に乗ってやるぜ!!よし今日の練習頑張ろう!!」って、これでもいいと僕は思います。

 憧れの存在が身近にいて、目標を現実のものとしてとらえることができる。これはとっても大切なことだと思います。なったときのイメージもしやすいと思うしね!みんなも漠然とした夢のまま頑張るのもいいかもしれないけど、一度そのなりたいものに会って、触れて、感じることが出来ればより頑張れると思うので、やってみてはいかがかな?

 行きたい大学があるひとはまずそこに行ってみて、楽しそうな大学生を見て、自分もそうなるイメージをしてそれが現実となるように頑張る、今遊びたいのを我慢すればあの楽しそうな大学生になれる!って言う風にね。やっぱモチベーションって大切でしょ?

 と、こんな風にサンガは変わろうとしているのです!もちろんトップチームも今年こそはJ1への気持ちで頑張っています!ここが頑張らないと、いいグラウンド作っても子どもたちも入りたいと思ってくれないもんね!

 そして僕は今まではトップチーム、サテライトを主に担当していましたが、育成強化の一環としてほぼ専属で育成(サンガの子どもたち)を担当することになりました。もちろんトップチームの方もかかっていくんだけど、比重が今までと違います。

 今まではなかなかちゃんと見てあげられなかったこともあったけど、これからはしっかりとケアしてあげられるし、未来のJリーガーを誕生させるお手伝いが出来たらいいなと思っている今日この頃です。

 ちょっぴり長くなってしまったので、そろそろ失礼させてもらいます。それではさよなら!


 
<管理人より>

 ちょうど半年振りの更新です。何をやっていたのであろうか、K氏は...。

 皆さん、ご存知の通り、J2からJ1への浮上もならず、このままK氏も行方不明になったものかとも思っていましたが、突然、原稿がやって来ました。しかも、1月だけで2つも。

 ホント、人が本業でくそ忙しい時に限って原稿を寄越すだけでなく、句読点の打ち方は子供みたいだわ、漢字は間違っとるわで、どれだけ私(管理人)が苦労しているか...。
(注:あまりに面倒なので直してないところもあります。悪しからず)

 ま、それでも解雇されずに済んでよかったですなぁ。もう、このコーナーも廃止寸前のところでしたから。

 それにしても、K氏に面倒見てもらう子たちが本当にJリーガーになったら、それはそれで結構スゴイことです。彼らがJリーガーになった時、「育成時代、Kトレーナーに師事したことでプロになれました」と言うとは考えづらいが...。

 というわけで、致し方なく、2005年も「京都からの喘ぎ」をお送り致しますので、余程暇な方は、是非ご愛読下さい。